第3回お茶会の開催(2019.7.25)

第3回お茶会のテーマ「知っておきたい認知症のキホン」

第3回お茶会は、認知症について、介護支援専門員で、認知症ケア専門士の中尾由佳里さんに講演していただきました。専門用語をできるだけ少なく、分かりやすい説明で、参加者の皆さんからも好評でした。近年、高齢者ドライバーの問題や、友人が認知症になるなど、参加者の多くは、認知症を身近に感じているようでした。正しい情報や知識を持つことが、認知症の人でも暮らせる地域づくりの一歩だと思います。
講演後の活発な質疑応答とディスカッション

勉強会の後は、多くの質問や感想をいただきました。特に印象的な質問、感想です。

・本人は認知症のことは認識していない。早期に受診することが大切なのは分かる。

 どうすればスムーズに受診してもらえるのかな?

・友人が認知症かもしれない。そんな時はどんな風にコミュニケーションをとればいいの?

・友人に認知症かもしれないから、病院に行こうと言ったら、関係性が損なわれないかしら

・高齢になれば認知症になることも自然。でも少しでも自分の地域で暮らしたい。

参加者の想いが聞けてとても良かったです。専門職の視点からすれば、認知症の早期診断は重要であることは周知の事実です。しかし、その受診に付き添う多くは家族です。そこには家族や関わる友人などの葛藤があることを忘れてはいけないと感じました。そして、受診の際のストレスの軽減においても、医療者が地域に出ることで早期から介入できるかもしれません。今後も認知症に関する勉強会を企画していきます。






勉強の後は楽しくお食事♪

参加者の皆さんで楽しく学んだあとは、お食事の時間です。今回は地域のボランティアさんが食事を作ってくださいました。鶏めしとお吸い物、写真にはありませんが、食後にはコーヒーとデザートもありました。とても美味しく、楽しく食事をすることが出来ました。

暑い中、ご協力いただきましたボランティアの皆様には感謝です。

いなべ 暮らしの保健室キッズサポーター

夏休み中は、放課後児童クラブの小学生は午前中から通っています。そこで、今回のお茶会にキッズサポーターとして参加してもらいました。看板を設置したり、参加者の血圧測定をしてもらったり、自然と多世代交流が生まれています。交流を通じて、健康やシニアの方に関心をもってもらえれば良いなと思っています。

次回の認知症勉強会

開催日:8月16日午後2時~午後5時

講師: Oibokkeshi 菅原直樹氏

内容:老いと演劇のワークショップを通じて、認知症の人とのコミュニケーションの手法

   を学ぼます。





次回のお茶会の予定

次回は、8月22日(木)10時~

内容は、映画鑑賞をおこないます。

映画「この世界の片隅に」

多くの方のご参加をお待ちしております!!

P.S  

8月からお茶会は「シニア食堂」に名称を変更します。よろしくお願いします。

いなべ暮らしの保健室

普段の生活で「病院に行くまではないけど、誰かに相談したい。」「家族の介護のことで困っているけど、誰に相談したらいいか分からない」と思ったことはありませんか?そんな時、気軽に立ち寄ることの出来る場所。それが暮らしの保健室です。暮らしの保健室は地域の人々の生活に寄り添います。

1コメント

  • 1000 / 1000

  • めめたむ

    2019.08.04 22:07

    シニア食堂、いい感じですね。