地域と暮らしフェス

11月28日に地域と暮らしフェスを開催しました。

このイベントは昨年度の防災祭りから、少し趣向を変えて開催しました。

コロナ禍での開催に迷いましたが、地域住民さんから「コロナで何も楽しみがない」などの声を聞くようになり、感染対策を実施した上で、開催に踏み切りました。

当日のブースの様子を写真で紹介したいと思います。

こちらの写真はもしバナゲームというカードを使用して、自分の人生の最期について考えるというブースです。人は老い死んでいくのですが、自分の死について考える機会はなかなか少ないかもしれません。そんな死について自分の価値観を洗い出し、見えるようにしてくれるのが、この「もしバナカード」です。当日はもしバナマイスター鈴木裕美さんに進行していただき、参加者からは「とても良かった!」「またやって欲しい」という声が続出しました!


コチラの様子は地域住民のハーモニカサークル「ひまわり」による演奏会です。

沢山の方を楽しませてくれました。メンバーは男性が中心で、一人ひとり様々な人生を歩まれた方ばかりです。そんな皆さんの姿を見ると、挑戦に年齢は関係ないと感じます。


こちらは俺の求人票コーナー

就職の際に企業が出す求人票。

この俺の求人票は、自分にとって必要な人や募集したい人を求人票として書きます。

例えば「一緒に旅行に行く仲間が欲しい」「卓球してくれる仲間が欲しい」など。

この日も暮らしの保健室のお客さんが俺の求人票を作ってくださりました。

「一緒に卓球したい!」と書いてありましたので、来年も卓球を楽しみたいと思います!



コチラはけん玉体験コーナー。

けん玉検定も受けられました。お客さんのほとんどは高齢者でしたので、けん玉は難しいかと思いきや、皆さんけん玉がとてもお上手。やはり昔取った杵柄というのでしょうか。水を得た魚のようでした。けん玉は一見すると遊びですが、全身でバランスをとりながらの運動となります。またスクワット動作も加わりますし、スペースも必要ないので、介護予防においても有効ではないかと思います。またけん玉検定もあるので、目標があるのも良いコトだと思います。来年度は、けん玉教室を暮らしの保健室で定期的に開催したいと思います。

普段は桐林館喫茶室にいらっしゃる金子文絵さん。実はコミュニティナースです。

心強い暮らしの保健室フレンズ(仲間)で、この日はカレーを販売して頂きました!

具材のほとんどがいなべ市の食材で、とても優しい味のカレーでした。

30食限定で、すぐに無くなった人気ぶりでした!


いなべ市の訪問診療医 どんぐり診療所の平山先生にお越しいただき、在宅医療のお話をしていただきました。このイベントは暮らしの中に医療を溶け込ませたいという想いがあって、楽しいイベントの中であえて医療のお話をしていただき、多くの方にお話を聞いて頂きました。先生のお話は、実際の写真を交えながら、在宅医療の実際についてお話をしていただきました。お話の後も沢山の質疑応答が交わされ、活発な会になりました。

住民が医療のコトをどのように考えているかを肌で感じるコトができました。住民の在宅医療に対する認識や考えを知ることができたので、来年も継続して医療に関する情報発信を継続していきたいと思います!


コチラは栄養相談と介護用品の相談会の様子です。

栄養相談は鈴鹿医療科学大学の先生にお越しいただき、同室内にある骨密度チェック、体組成チェックの結果をコチラのブースに持参して相談される方が沢山いらっしゃいました。

また栄養相談ブースの隣では、介護用品の相談会を開催していただきました。

コチラはライフテクノサービスのスタッフにお越しいただき、杖のゴム交換や靴の販売、歩行補助具(シルバーカー)などの販売をして頂きました。



コチラのコーナーはキョーワ薬局さんにお願いをして、体組成チェックと骨密度チェックをしていただきました。大人気コーナーで、沢山の方が自分の健康をチェックされていました。骨密度の低下は骨折の原因となりますし、体組成ではフレイル、サルコペニアが診断できます。どちらも健康で長生きするには注意しなければなりません!


地域と暮らしフェスを振り返って

この会を始めたいと思ったきっかけは、健康づくりや介護福祉を考えるキッカケが日常のイベントの中にあれば、誰もが楽しみながら健康づくりに関心を持つのではないかと思ったのがきっかけでした。もちろん健康づくりに関心のある人が集まるかもしれません。けれど、集まった人が自分の地域で健康づくりを伝えてくれれば、とても大きな影響を与えてくれるはずです。このイベントをきっかけにいなべ暮らしの保健室を認知してくれたり、遊びに来てくれたり、相談に来てくれる方が増えました。とても嬉しく思います。

また、イベントに際して、沢山の有志の方が集まってくれました。自分が働く、住む地域でもないのに、応援に来てくれる。「日本が元気になるならどこでも行くっ」ちょっとお節介で楽しい医療者が沢山そばにいることを改めて感じました!そんな仲間に支えられたとっても素敵な会となったことを心から感謝しています。

PS.来年度も楽しいイベントをやりたいと思っています!

いなべ暮らしの保健室

普段の生活で「病院に行くまではないけど、誰かに相談したい。」「家族の介護のことで困っているけど、誰に相談したらいいか分からない」と思ったことはありませんか?そんな時、気軽に立ち寄ることの出来る場所。それが暮らしの保健室です。暮らしの保健室は地域の人々の生活に寄り添います。

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