お寺で出張暮らしの保健室 9.28

今年は、新型コロナ感染症の影響で、集いの場再開の目途が立っていない地域が多くあります。特に移動手段の無い高齢者にとって、集いの場という楽しみの無い生活は本当に辛いと思います。住民が集いの場を再開するときの参考になるように、少しでも外出の機会が増えればと思い、集いの場をいなべ暮らしの保健室以外で始めることにしました。

集落の中で集いの場と言えば・・・・お寺!!!

地域住民の生老病死に寄り添い、子供の成長に寄り添う場所であったお寺。そんな場の力がきっとあると思い、お寺の住職や地域の方々の力をお借りして、「お寺で出張暮らしの保健室」を始めました。

実は、7月からスタートし、9月で3回目です。暑い季節を乗り越えて、ようやく過ごしやすい時期になりました。

当日は、快晴で本日も、沢山の方が参加してくれました。

9月は健康チェックをテーマに開催しました。

まずは、握力、立ち座りテスト、体組成計による筋量測定を実施しました。

一人ひとりと会話しながら、美しい景色を楽しみながらの健康チェックはお寺ならではなのではないかと思います。

健康チェックのあとは、結果を皆さんで共有します。参加者の皆さんはとても熱心に話を聞いてくださりました。ほとんどの参加者が健康づくりに取り組まれていました。山間地域での暮らしは、体を動かす機会が多くことが元気の秘訣なのかもしれません。

医療からのアクセスが悪い地域でも、介護保険サービスや在宅医療を活用すれば生活が継続できます。しかし、多くの高齢者にその情報が届いていないのが現状です。

元気な頃から、様々な情報に触れ、自分の将来を自分ゴトとして考える機会があることが大切なのだと思います。

今後もこの活動を継続し、住民の健康づくりに少しでも貢献できればと思います。



いなべ暮らしの保健室

普段の生活で「病院に行くまではないけど、誰かに相談したい。」「家族の介護のことで困っているけど、誰に相談したらいいか分からない」と思ったことはありませんか?そんな時、気軽に立ち寄ることの出来る場所。それが暮らしの保健室です。暮らしの保健室は地域の人々の生活に寄り添います。

0コメント

  • 1000 / 1000